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WORDS

A delusion sentence.

Log: 13/Sep 「Truth」


「お前みたいな馬鹿は嫌いだ」

そんな自分の言葉に、傷付いた顔一つせずにアイツは笑った。何だよソレ酷くねーかでも確かに俺べんきょ出来ないし馬鹿って言われたら違うって言えないんだけどな、なんて一気に捲くし立てる様に滑る言葉。いくら素っ気無い興味無い態度を示しても、懲りもせずに話しかけてくるその根性には呆れに近いものを感じる。必死に話題を、趣向を変えてくるそれに、勉強だってそれだけやればきっと赤点なんか取らないのに、獄寺はそう思った。

「だから嫌いだっつってんだろいい加減わかれよ!」

それでも、変わらない笑顔。まるで降り注ぐ太陽の光みたいに爽やかで無遠慮なそれに、獄寺は一つ舌を打つしかなかった。

「(必死に話題作りしてるお前なんか嫌いなんだよ)」

2009/04/19 皆川(修正無し/思考乙女・獄寺隼人)